ヴィーガン・ベジタリアンに適した加工食品
(JAS規格0025)

✅ (Processed foods suitable for vegetarians or vegans)

ベジタリアンやヴィーガンの人々が安心して食品を選べるように、原材料、製造工程、表示に関する明確な基準を設けることを目的としています。

対象事業者: 加工食品の製造業者

✅ ベジタリアンとヴィーガンの定義:

国際的な定義を参考に、卵や乳製品の摂取の有無など、ベジタリアンの種類を区別した上で、それぞれの食品区分を明確に定義しています。

✅ 原材料の基準:

使用できる原材料、使用を禁止する原材料(動物由来の原材料など)を明確に規定しています。これにより、意図しない動物性原材料の混入を防ぎます。

✅ 製造工程の基準:

製造工程において、動物性原材料との交差汚染を防ぐための管理方法などを規定しています。

✅ 表示の基準:

消費者が容易にベジタリアン・ヴィーガン食品を識別できるように、適切な表示方法を規定しています。これにより、誤認を防ぎ、消費者の選択を支援します。

規格の目的:

ベジタリアン・ヴィーガンに適した加工食品の明確化

  • 消費者への適切な情報提供
  • 消費者が安心してベジタリアン・ヴィーガン食品を選択できる環境の整備

規格制定の背景:

  • ベジタリアン・ヴィーガン人口の増加
  • 多様な食のニーズへの対応
  • 食品事業者のベジタリアン・ヴィーガン食品開発・販売の促進

よくある質問

1 JAS認証と民間認証との違いは?

「民間認証」は国際基準の第三者認証に該当しません。第三者認証とは組織外の第三者により審査され、認証を受ける制度 です。この制度には、「審査・認証を行う認証機関」に「その認証機関の審査の力量を精査する別の認定 機関(例:国際基準化機構、 農水省・FAMIC 等)」が関わる事により、利害関係のない公正かつ公平な審査が行われます。

原材料と食品添加物は2次原料まで、加工助剤については1次原料のみがチェックされますが、加工助剤のうち、 動物の骨炭とキトサンは2次原料でも使用禁止となります。

【重要】 サトウキビ由来の砂糖

・砂糖の製造工程では、糖液中の不純物である着色物質の吸着除去を主目的とした清浄工程において、一般的にはイオン交換樹脂や活性炭が使用されており、一部では骨炭が使用されています。
*原産地に 国内が含まれる場合
・国産原料糖の産地である沖縄や鹿児島の各島の原料糖工場では、加工助剤として、カニ由来のキトサンを使用しています。
・キトサンはアレルギー表示の必要性はないカニの甲殻を原料に強力な酸・アルカリ条件により脱灰・脱蛋白して製造されたものであり、キトサン中にカニ由来のアレルギー物質は残存しないことから、「加工助剤」となり、表示が免除されます。

製造工場での製造工程や製造前の器具等の洗浄について現地調査を行います。

要求事項はJAS認証を受ける(最終)製品に対して動物試験を実施していないことです。

食品製造工程や調理に植物油を用いていても、 JAS認証を受ける製品に、他の食品とのフライヤー等の共用は禁止されています。

【ベジタリアン又はヴィーガンに適した加工食品】

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