ベジタリアン又はヴィーガン料理を提供する飲食店等の管理方法
(JAS規格0026)
✅ (Management of restaurants to serve foods suitable for vegetarians or vegans)
この規格は、単に食材の定義だけでなく、飲食店等における調理、提供方法、情報提供など、ベジタリアン・
ヴィーガン食を提供する上での管理方法全般を対象としています。これにより、消費者は安心してベジタリアン・ヴィーガン料理を選択できるようになります。
対象事業者:
- 顧客の注文を受けて調理する場合
- あらかじめ調理済み食品を提供する場合
- 飲食店、持ち帰り飲食サービス業、配達飲食サービス業などを含む(これらに限らない)
規格の目的:
- ベジタリアン・ヴィーガン食を提供する事業者における適切な管理方法を確立
- 消費者への適切な情報提供
- 消費者が安心してベジタリアン・ヴィーガン料理を選択できる環境の整備
規格制定の背景:
- ベジタリアン・ヴィーガン人口の増加
- 多様な食のニーズへの対応
- 海外からの旅行者への対応(特に宗教上の理由など)
よくある質問
1 JAS認証と民間認証との違いは?
「民間認証」は国際基準の第三者認証に該当しません。第三者認証とは組織外の第三者により審査され、認証を受ける制度 です。この制度には、「審査・認証を行う認証機関」に「その認証機関の審査の力量を精査する別の認定 機関(例:国際基準化機構、 農水省・FAMIC 等)」が関わる事により、利害関係のない公正かつ公平な審査が行われます。
2 原材料、食品添加物、加工助剤は、どこまでチェックされますか
原材料と食品添加物は2次原料まで、加工助剤については1次原料のみがチェックされますが、加工助剤のうち、 動物の骨炭とキトサンは2次原料でも使用禁止となります。
【重要】 サトウキビ由来の砂糖
・砂糖の製造工程では、糖液中の不純物である着色物質の吸着除去を主目的とした清浄工程において、一般的にはイオン交換樹脂や活性炭が使用されており、一部では骨炭が使用されています。
*原産地に 国内が含まれる場合
・国産原料糖の産地である沖縄や鹿児島の各島毎の原料糖工場では、加工助剤として、カニ由来のキトサンを使用しています。
・キトサンはアレルギー表示の必要性はないカニの甲殻を原料に強力な酸・アルカリ条件により脱灰・脱蛋白して製造されたものであり、キトサン中にカニ由来のアレルギー物質は残存しないことから、「加工助剤」となり、表示が免除されます。
3 コンタミ検査は行われますか?
・機械・器具、食器が併用の場合、
・洗浄できない器具、
4 揚げ油の共用は認められますか?
・
*
【ベジタリアン又はヴィーガン料理を提供する飲食店・ケータリング等の管理方法】
JAS0026規格についての規格関連資料は以下の通りです。